ニンテンドー3DSの残念なところは、実際に見て触ってみないとそのスゴさが分からないこと。
反面、一度使ってみると、専用メガネを使わない裸眼3Dのスゴさが際立つ。
ゲームだけ3D、とか、映像だけ3D、とか中途半端なことはしない。徹頭徹尾3Dで作られている。
メニュー画面を見るだけでも楽しい。
一応、「リッジレーサー」と「レイトン」は買ったけど、本体だけでも十分楽しめるのがニンテンドー3DS。
サードパーティいじめか?と思うほどよく作られている。
しかし、3Dを画像として残すことはできないので、ゲームのレビューは諦めることにする。どんなにいいカメラで撮っても、ブラウザの向こうにいる皆さんには見慣れた2Dの画面でしか見られないから…。というわけで3DSのレビューはこれが最後。それでは、3DS本体のレビューをどうぞ!
…とその前に、Amazonではすでに購入できる様子。(2/27 19時40分時点)
ホーム画面にあるソフトは、すべて3Dで表現されています。…が、カメラで撮っても、全く映らないのが残念!このスゴさがちっとも伝えられない。TV-CMを嵐のコメントばかりにしたのも納得です。
さて、のっけから「安全に使用するために」で恐縮ですが、このコンテンツすら3Dになっています。
3D画像を撮ることができるカメラ。カメラそのものの画素数は高くないものの、ちゃんと奥行きのある画像を撮ることができます。SDカードに保存もできるし、撮った写真に落書きもできます。
WiiでおなじみのMiiを作るソフト。Wii同様の手順で作ることもできるし、カメラで撮った画像を元に自動的にMiiを作る機能もあります。けっこう似てた。自動的に作って、後から自分で修正する作り方が楽かもしれません。
ニンテンドーゾーンは、街中にある実施エリアでないと意味が無い。
マイクを使って、音で遊ぶソフト。すれちがい通信を使ったコンテンツがあるので、どうなるのか楽しみです。
顔シューティングは、カメラで撮った顔写真を使ったARシューティング。部屋の中のあらゆるところから敵が出現するので、撃ち落とすシンプルなシューティングです。取り込まれた自分の顔に自動的に表情が付くので、微妙におかしいです。
すれちがいMii広場は、友人や見知らぬ人のMiiで遊ぶソフトですが、まだ誰ともすれ違ってないので割愛。
ダウンロードプレイは近くにある3DS/DSからソフトをダウンロードして楽しむコンテンツ。
見ての通りの本体設定。これも実機で見ると浮いたり回ったりしているんだけど、写真だとこんなに地味。
そして、3DSを入手した人にぜひやってほしいのが、「ARゲームズ」。本体に添付されているARカードを使ってARのデモやゲームを楽しむことができます。
テーブルに置いた「?」カードを3DSで映すと、そこには異世界の入り口が!テーブルが歪んだり穴があいたりします!下の写真は的当て。襲いかかってくるドラゴンに弾を当てるだけのシンプルゲーム…ながら、実際に身体を動かしてぐるりと回り込まなければいけなかったり、動作の軽快さもあって、かなりハマります。
僕がカードの周りをぐるぐるしているのを訝しく思った妻に3DSを渡してみました。「テーブルが!すごい!」とはしゃいでます。
そんなわけで、3DS本体だけでもしばらく余裕で遊べてしまいます。特にARゲームはiPhoneにも同様なものがあるにも関わらず、より見せ方を練ることで、何度もプレイしたくなる面白さを醸し出してる!!!
いや、3DSすごいわ。
あと、ゲームの感想を少しだけ。
「リッジレーサー3D」は、奥行き感のあるドライビングゲームで、没入感が半端無かったです。これまでPSPとかでプレイしたコースですら新しい驚きに満ちた感じ。ただ、車の挙動に合わせて、思わず本体を動かしてしまうと、うっかり3Dじゃなくなったりします。
「レイトン教授と奇跡の仮面」は、オープニングムービーから内容からすべて3D化。ゲームそのものはこれまでのレイトン的要素ながら、見せ方が変わることで、より深く物語に入っていけるようになりました。
そんなわけで、3DSは、これまでと同じようなゲームでさえも新しい驚きに変えてくれるデバイスでした。ここにはゲームの未来がある!と強く感じました。