Anker Primeシリーズは、Ankerの最高峰！……であるとともに、モバイルバッテリーは仕様があまりにハイスペすぎて、自分の使用用途とは合わない。……昨年はそう思っていました。
2024年のAnker Primeシリーズが発表され、内容を見てみると変わらずハイスペではありましたが、少し様相が違いました。
Anker Prime Power Bank (9600mAh, 65W, Fusion)発売！
新たにAnker Primeシリーズのモバイルバッテリーに加わったのが、プラグ内蔵のFusionモデルです。容量は9,600mAhと使いやすく、それでいて電源出力は65Wとハイパワーです。
Anker Prime Power Bank (9600mAh, 65W, Fusion)は、2024年8月8日発売でAmazonや楽天他で販売されます。参考価格は14,990円ですが、初回10%引きで13,490円です。
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Anker様より製品サンプルをいただいたので使ってみました。簡単にレビューしていきます。
Anker Prime Power Bank (9600mAh, 65W, Fusion)をレビューします
Anker Primeのパッケージなのでブラックの渋いパッケージ。Power BankのほかキャリングケースとUSBケーブルが付属しています。
Anker Primeシリーズらしい重厚感のあるボディ。シルバーの色みが柔らかでありつつ、シャープな印象を与えてくれます。重量は306g。スマホ約1.5台分より少し軽い程度です。直方体デザインで持ち運びやすいです。
ストラップは最初から結び付けられていました。外すことも可能。側面にはUSB-Cが2ポート、操作用のボタンが1つだけあります。折りたたみ式の内蔵プラグのおかげで、コンセントに差して充電ができます。
開封直後の残容量は29%しかなかったので、さっそくコンセントに挿してバッテリーへの充電を開始しました。すると、みるみる数字が増えていきます。ディスプレイには満充電までの時間も表示されていました。
USB-Cポート（C1）が入力にも対応しているので、コンセントが使えない場合（コンセントの場所に余裕がない・コンセントの位置が届かない）などの場合には、USBケーブルでの充電も可能です。この場合の入力電力は最大30Wになるそうです。
なお、0%の状態から満充電までの時間は約2時間と表示されました。
スマートディスプレイに表示される多くの情報
ハイエンドのPrimeシリーズだけあって、最近定番の液晶画面も装備。バッテリーの通算充電回数や、温度、バッテリーの劣化具合もわかります。
さらにサイドボタンを押すことで、残量表示、スクリーンの表示時間や、USB-Cポート（C1）を入力にも使うか、などの設定が可能です。
Anker Prime Power Bank (9600mAh, 65W, Fusion)を実際に使ってみた
実際に使ってみないことには、Anker Primeシリーズの良さがわかりません。コワーキングスペースに出かけた際に一緒に使ってみました。このときはMacBook AirとiPhone 15 Pro Maxに給電しています。ディスプレイに表示される出力状況が刻々と変化していきます。
バッテリーを充電しながら、各デバイスに電力を供給することができます。USB急速充電器として、パススルー充電に対応しています。
本製品のいいポイントは、モバイルバッテリーとして使っても、コンセントに挿してUSB急速充電器として使っても、電力の供給量に差がない、ということです。2ポート合計で最大65Wまで出せるので、iPhoneとMacBook Airへ同時にフル充電が可能というわけです。
もちろん単ポートで、最大65Wという出力を活かして、MacBook ProなどのハイエンドノートPCへも給電できます。
本製品の気に入ったポイントはバッテリー自体を立てて使えること。ディスプレイ表示してモニタリングしながら使えます。ディスプレイが付いたことで、バッテリー上で何が起きているのか分かりやすくなっています。
モバイルバッテリーにディスプレイが必要か、個人によって判断が分かれそうですが、私はディスプレイ肯定派です。ステータスがリアルタイムで反映されるのいいですね。
選択肢が多いFusionシリーズ、どれを買うべきなのか？
Anker製品には、Anker Primeシリーズ以外にも、Fusionモデルのモバイルバッテリーが存在します。
現在発売中のFusionモデルのモバイルバッテリーは下記の5機種ですが、Anker Prime Power Bank (9600mAh, 65W, Fusion)のように高出力のものはありません
- Anker 521 Power Bank (PowerCore Fusion, 45W)
- Anker Power Bank (30W, Fusion, Built-In USB-C ケーブル)
- Anker Power Bank (10000mAh, Fusion, Built-In USB-C ケーブル)
- Anker 511 Power Bank (PowerCore Fusion 30W)
- Anker 511 Power Bank (PowerCore Fusion 5000)
今買うなら、USBケーブルを内蔵したモデルか、今回の高出力モデルということになるでしょう。今回のレビューで、高出力モデルは結構いいなと思いました。
Anker Prime Power Bank (9600mAh, 65W, Fusion)のまとめ
Anker Primeシリーズは、Anker史上最高峰のUSB急速充電器ですが、性能が高すぎてヘビーユーザー向きという印象が強かったです。しかし、本製品のように高性能は活かしつつ、Fusionモデルで中程度の容量に抑えたことでバランスが良くなり、一気に実用性が上がったように感じました。1つ持っておくと、さまざまな用途に使える実感を得ています。
今後、モバイルバッテリーの新規導入や買い替えを考えているのであれば、ぜひ検討してほしい1台ではあります。
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