人生の1/3を共に過ごす「枕」選び……?
厚生労働省のeヘルスネットによれば、日本人の平均睡眠時間は7時間42分だそうです。これは1日の約1/3に相当する時間です。つまり、人生の1/3は睡眠時間です。
睡眠という、人生の1/3を一緒に過ごすパートナーは「枕」。果たして、安物で済ませてしまっていいものでしょうか……?
KUMO Pillowをレビュー
今回紹介するのは、KUMO Pillow。クラフト地のしっかりした箱に入って届きました。メーカー名は「Looktech(ルックテック)」というそうです。
KUMO Pillowは、Makuakeで応援購入受付中です。最安だと29,800円で購入可能ですが、数量限定なのでご注意ください。
こちらがKUMO Pillow。幅が60cmあり、余裕のあるサイズ感です。シングルベッドをお使いの方なら、ベッドの2/3を占める幅だと思ってもらえればいいでしょう。
他社の枕と比べて、特徴的なのがこのブリッジ構造です。両端には低反発スポンジがあり、その間を東レ製のカーボン素材で支えている、文字通りのブリッジ(橋)になっています。
公式の画像素材をお借りして説明すると、下図のような構造になっています。よくある枕とは全く違うようです……。
このカーボンブリッジ構造を採用することで、枕の下に空間ができ、風が通るようになっています。特に、夏場の枕は蒸れやすいので、この構造は画期的と言えます。
このカーボン素材のおかげで、KUMO Pillowの中央、ちょうど後頭部がくる位置は柔軟性がありつつ、適度な反発を得られます。この構造の利点は、仰向けのときは深く沈み、横向きのときは浅く沈むため、無理のない姿勢で眠ることができます。
KUMO Pillowのカバーは洗える?
ところで、気になるのがメンテナンス性です。毎日使うものなので、洗えるのか?干せるのか?というのは気になるところでしょう。KUMO Pillowをひっくり返してみました。
中央の布が独立していて、ここからめくれるようになっています。
中から黒いカバーで覆われたKUMO Pillowの本体が出てきましたが、バラせるのはここまで。白い枕カバーは洗濯できますが、この黒いカバーは取り外せません。干しましょう。
なお、カバーは別売りされるそうなので、予備が欲しい方は購入してみてください。
アロマオイルでリラックスできる付属品も!
睡眠を快適にしてくれるのは枕だけではありません。KUMO Pillowには、アロマオイルを楽しむための付属品があります。
カラフルなチップにアロマオイルを染み込ませ、マグネットでカバーに挟み込むことができます。
※今回はアロマオイルを使わなかったので、公式の画像素材を使わせてもらってます。
KUMO Pillowを2週間使ってみた
というわけで、貸出期間の約2週間、KUMO Pillowと過ごしてみました。
まず最初の一晩が明け、KUMO Pillowの存在をすっかり忘れていました。枕を変えたときにありがちな首や肩のコリや違和感はなく、目覚めもスッキリしていて……、つまり、初日からすっかり馴染んでいたのです。
……ただし、睡眠は、体調や睡眠時間などの要素も絡みます。たまたま初日がラッキーだったのかもしれません。2日目、3日目とKUMO Pillowと眠ってみました。
状況は変わらず、首や肩の違和感もなく、快適な睡眠を得られています。カーボンブリッジで中央が自然に沈みこむため、寝返りを打っても枕の位置がズレることがありません。仰向けでも、横向きでも、快適です。
公式の解説画像(下図)を見ると、体圧が分散されるため、どこかの箇所に負担がかかり過ぎないようになっているようです。
結局、2週間ずっと快適な睡眠でした。KUMO Pillowを返却して、元の枕に戻したら、なんだか違和感があります。KUMO Pillowは自然な寝姿勢を維持してくれたのだな、と失ってその良さに気づくのでした……。
KUMO Pillowのまとめ
冒頭で、「枕」は人生の1/3を一緒に過ごすパートナーだと書きました。KUMO Pillowはそれなりに高価な製品ですが、例えば3年使ったと仮定すると、365日×3年=1095日。超早割の29,800円で購入したとして、1日あたり約27円です。快適な睡眠を得る対価としては、安い投資ではないでしょうか。
- 頭と首にジャストフィットする低反発素材
- 頭を優しく支えてくれて、姿勢がずれにくいブリッジ構造
- 頭の下を風が通るため、夏場でも蒸れにくい
- S・M・Lの3サイズ展開されており、自分に合ったサイズを選べる
- 価格帯は高級枕の部類に入る