片手操作がはかどる超小型タッチパッド登場!
今回Makuakeに登場したのは、エアマウス・ショートカット・タッチパッド・レーザーポインター、4つの機能が詰まった超小型タッチパッド「CheerTok」です。片手で各種デバイスを操作できるというのが特徴なんですが、いったいどんな使い勝手なのでしょうか……?
それでは早速CheerTokをレビューしていきましょう。
CheerDots CheerTokをレビュー
こちらが、CheerTokのパッケージ。パッケージ自体が小さく薄いです。一見して何のデバイスだか分からなくなりそうです。
内容物は、CheerTok本体に、USBケーブル(USB-A to USB-C)、ユーザーマニュアルとなっています。USBケーブルはショートケーブルなので、一緒に持ち運ぶのも楽ですね。
CheerTokは、まさに手のひらサイズ。アルミニウム合金のひんやりした感触が気持ち良いです。印象としては、SSDのエンクロージャーや、Apple Remote、昔のiPod nanoなどを思い起こさせるサイズ感です。
重量は34.8gと、超軽量です。完全ワイヤレスイヤホンよりも全然軽いですね。
CheerTok下部には充電用のUSB-Cポートがあります。内蔵されているバッテリーは、200mAhあり、バッテリーは約20日間持つそうです。
CheerTokの上部にある穴は、レーザーポインターの射出穴です。そう、CheerTokにはレーザーポインター機能があるのです。プレゼンや会議での説明時に便利ですよね。この機能も後ほど試してみます。
右側面にはボタンが並びます。右からファンクションショートカットキー、音量ボタン+、音量ボタンー、となっています。ファンクションキーを長押しすることで、電源をON/OFFできます。
CheerTokのメインボタンは、iPhoneのホームボタンのようです。(実際にiPhoneやiPadとペアリングすると、ホームに戻るボタンとして機能するので間違ってない)
CheerTokの表面は、ノートPCのトラックパッドのようになぞってカーソルを移動させたり、タップしたりできますが、それ以外にも次のような操作が可能です。
この小ささでもれっきとしたトラックパッドなので、スマホのように2本指でピンチイン・ピンチアウトも可能だったりします。
胸ポケットに消える??小さく軽すぎるCheerTok
ここまで見ていただいて分かるように、CheerTokは超小型・超軽量。あまりに小さく軽すぎるので、シャツの胸ポケットにも余裕で入ります。
胸ポケットに入れたままにしても、CheerTokが軽すぎるので、シャツがよれたりしません。下の写真、ポケットにCheerTok入ってますよ?
30gちょっとですからね。もはや入れていることも忘れてしまうような軽さです。
レーザーポインターは単体でも使いやすい
CheerTokのレーザーポインター機能は(どのデバイスとペアリングしていても)メインボタンを長押しすれば起動します。下の写真では、ポインターが白く写ってしまっていますが、実際には赤い光のポインターが照射されています。
眩しいくらいの光で、レーザーポインターとしての役割を十分に果たしてくれます。そもそも、一般的にレーザーポインター単体で数千円するので、この機能だけでも元が取れてしまうのでは……?
CheerTokとiPhoneをペアリングしてみる
さて、それではまずはiPhoneとペアリングしてみましょう。CheerTok右上のファンクションショートカットキーを押しっぱなしにして、ペアリング状態にします。iPhoneのBluetoothメニューからペアリングを完了させましょう。
iPhoneでのCheerTokの操作は、メインボタンをホームボタンのように使ったり、CheerTokのエッジをなぞることでスクロールさせたり、タッチパッド上で2本指のピンチイン・アウトを行うことができます。
いつもタッチ操作しているiPhoneが、手を触れずに動いているのは不思議な感覚になります。CheerTokの動きはスムーズで、スワイプやタップ、ピンチインアウトも機敏です。
ただ、マウスカーソルが出るわけではないので、ホーム画面でアプリを選択したり、画面内の任意の要素をタップすることはできません。CheerTokだけで動作が完結できないので、iPhoneで使う場合は、動画アプリのリモコンや、画面投影時などの補助的なデバイスとして使うことになるでしょう。
CheerTokはAndroid TVのリモコンとして使える??
次はAndroid TVで試してみます。Android TVは各社の液晶・有機ELテレビでOSとして採用されています。わが家でも、Android TVを採用したSONY BRAVIAを使っています。
他のBluetooth機器と同様に、BRAVIAのBluetoothメニューからペアリングできました。
実際に使ってみたところ、テレビ画面上にカーソルが出現して、選択操作ができました。左右へのスクロールも可能です。ただ、カーソルを使った操作はちょっとフラフラしてしまい、慣れが必要な印象です。
それというのもAndroid TVは10フィートUIで、テレビリモコンのような上下左右のキーに最適化されています。片手で操作できるCheerTokは、ゴロ寝しながら使うには最高のリモコンなんですが、画面を注視しなければならないので、Android TVではやや使いづらいかなという印象です。
CheerTokはAndroidタブレットのリモコンとして使える??
わが家で大活躍なのが、大画面AndroidタブレットのLenovo Yoga Tab 13です。
Yoga Tabで、NetflixやTVer、アマプラを見る機会が非常に多いんですが、画面タッチで操作しないといけないので、距離を置いて観る際にちょっと面倒なんですよね。ちょうどいいBluetoothリモコンを探していたので、CheerTokには期待してしまいます。
ペアリング後、画面にカーソルが出て、スクロール操作もできるのですが、実はちょっと問題が発生しました。縦と横のスクロールが逆になってしまうのです。CheerTokで縦にスクロールすると、画面では横にスクロールします。横にスクロールすると、画面が縦に……といった具合に。
他のAndroidタブレットを持っていないので、Yoga Tab固有の問題なのか検証できませんでした。少なくともYoga Tab 13では縦横のスクロールが逆転します。いい感じの使い勝手だったのに、惜しい!
CheerTokでAndroidスマートフォンを使ってみる
Yoga Tab 13はちょっと微妙な結果になってしまいましたが、Androidスマートフォンであれば大丈夫でした。(今回はRedmi Note 10 Proとペアリングしています)
スクロールやタッチ操作、スクロールなどもスムーズに動きます。スタンドに立てて、動画を見るときが最も便利に感じました。
CheerTokをiPadとペアリングしてみる
次は、iPad Pro 12.9インチとペアリングしてみました。iPhoneでは限定的な使い勝手でしたが、iPad OSはマウス操作が許可されています。iPadのマウス操作って、カーソルの形が変化するので、Macよりも分かりやすく使いやすいんですよね。
CheerTokの使い勝手は抜群で、マウス・トラックパッドと同じ感覚で非常に使いやすかったです。スクロールもCheerTokのエッジをなぞるだけなので、片手でも十分な操作ができます。CheerTokとiPadの相性良すぎでは?!
CheerTokとMacBook Airをペアリングしてみる
最後に、MacBook Airとペアリングしてみましょう。マウスやトラックパッドと同じ使い勝手なので、自然に使えます。片手操作だけでなく、デスクに置いて小さなトラックパッドとして操作することもできます(狭いけど)。
とはいえ、MacBook Airはそもそもトラックパッドを内蔵しているので、機能的には被ります。なので、普通に使えるといえば使えるんですが、プレゼンなど、少し離れて操作する方がより役立つといえます。
なお、CheerTokをペアリングすると、macOSのキーボード設定アシスタントが起動しました。これはCheerTokが内部的にキーボードとして認識されているため。
進めずに「終了」を押して閉じて構いません。
CheerTokのイチオシ機能は「ショートカット」
CheerTokはあまりに小さく軽いデバイスのため、それ自体が目立ってしまいますが、機能面にも妥協はありません。通常のトラックパッドとしての機能だけでなく、マクロ機能に相当する「ショートカット」という機能が搭載されています。
このショートカット機能が優秀なのは、動きの記録をCheerTokだけで行うので、デバイス側に依存しないこと。使い方は簡単で、ファンクションボタンを長押しするとLEDがグリーンに点灯します。この状態で記録が始まっています。もう一度ファンクションボタンを押せば記録は終了です。
記録した操作を再生するには、ファンクションボタンを一度押すだけ。記録した操作が再現されていきます。何もしてないのに、iPadの画面が動いていくのは新鮮な驚きです。
でも、ショートカットでどんな操作を記録すればいいのか?いざ考えてみると思いつかないかもしれません。そんなときにオススメなのが「擬似ミュートボタン」です。初めに音量を最大にしておいて、ショートカットの記録を開始します。すかさず音量−ボタンを連打しましょう。音量がゼロになったら記録を終了します。
これで、ファンクションボタンを押すだけで音量をミュートにできます。思いつきで作ったわりにはけっこう便利で、音楽を聴いていたり、動画を見ていたりするときに、着信があってもファンクションボタン一押しでミュートにできるのです。
CheerTokに搭載されていない機能を作るのも、ショートカットの楽しみ方です。ぜひ気軽に記録してみてください。
CheerDots CheerTokのまとめ
CheerTokはBluetootマウスやトラックパッドと同様に、一般的なHIDデバイスとしてペアリングできるので、さまざまなデバイスで使うことができました。……ただ、デバイスの種類によって意外と得意・不得意があり、私が試した限りでは下記のような印象でした。
◎(最も相性がいい) | iPad |
○(相性がいい) | Mac、Androidスマートフォン |
△(操作は限定的だが相性はいい) | iPhone |
×(操作が独特で慣れが必要) | Androidタブレット、Android TV |
CheerTokは、ちょっと離れた場所でリモコンのように使ったり、プレゼンや会議などでポインターとして使ったり、狭い場所でマウスやトラックパッドのように使ったり、ショートカットを作ってみたり、シチュエーションに応じた使い分けができる、器用なデバイスだと感じました。手元に一つ持っておきたいデバイスとしてオススメです!
CheerTokの一般予定販売価格は7,980円(税込)ですが、Makuakeの応援購入なら、5,980円(税込)で購入できます。気になった方は、お早めに!