MagSafeは便利だけど……アレがまだ足りない
iPhone 12シリーズから搭載されたマグネット式の吸着システム「MagSafe」。当初はワイヤレス充電のための位置合わせができて便利、といった利点がクローズアップされていたものの、対応ケースが増えたりするにつれて、さまざまな用途に広がってきています。
そんなMagSafe経済圏の中で、次に期待しているのがMagSafe対応のストラップです。MagSafeによる簡単な着脱機構を使って、必要なときにさっと取り付けて、不要になったらさっと取り外せるストラップが出ないかなと思っているのですが……
ちなみに、objcts.ioからショルダーストラップの付いたMagSafe対応のケースが登場しています。
今後、“持ち運びのためのMagSafe”が盛り上がってくれることは期待しつつ、現実解として良さそうなものを購入してみました。
Native Union Clip Pop MagSafe対応ケースをレビュー
今回購入したのは、Native UnionのMagSafe対応ケース「Clic Pop」です。
こちらが、Clic Popケースになります。写真で見るよりも、やや淡い色合いという印象です。シリコンはやや厚めで、耐衝撃性は高そうです。
Native Unionのロゴが見えます。
ケースの内側には、マイクロファイバー製のインナーが仕込まれています。
今回Clic Popケースを購入した決め手になったのが、この「CLIC LOCK」システムです。詳細は後ほど。
ケース自体がしっかりした作りの上、MagSafeも内蔵しているためか、重量は45.3gあります。これはちょっと重い。
参考までに、MagSafe対応ケースの最軽量級はPITAKAのケースで24.6g。Clic Popケースの半分近いです。
Clic PopケースをiPhone 13 Pro Maxに装着してみました。いい色合いをしています。
正面から見てみたところ。シリコンの厚みがある分、エッジが太くなっています。
iPhone 13 Pro MaxとClic Popケースを合わせた重量は297.1gと、ギリギリ300gを切りました。スマホとしては重量級ですね。
ただ、悪いことばかりではなく、重量があるということは、それだけiPhoneの保護性能が高いということ。iPhoneを囲むエッジはしっかり高さがあります。
背面カメラ周りの保護も完璧です。
ただ、Lightningポートとスピーカー周りはざっくり空いています。ここまでしっかり保護しているケースが、ここだけ空いているのはなぜでしょうか……。
その理由は次のパートで明らかになります!
別売りの専用スリングで、iPhoneを肩がけする
ちょっと分厚くてちょっと重いClic Popケースですが、その本領を発揮してくれるのが、このスリングです。
今回購入したスリングは「レモン」カラー。これ以外にも9つのカラーがあります。
こちらがNative Union Slingです。小さなパッケージの中に、綺麗に収められています。
スリングは輪になっているんですが、その中間に見慣れないパーツがあります。
紐をぐるりと巻いて固定してあります。
実はこれ、先ほどのCLICK LOCKシステムにそのままハマるようになっています。Clic PopケースからiPhoneを取り外して、形を合わせます。
これで、iPhoneをケースに取り付ければ、スリングが完全に固定されました。
このまま肩からかけると、けっこう長めです。
スリングの長さ調整は、このパーツで行います。
紐の端を引っ張って、ループを短くすることができます。
使いやすい位置まで引っ張り上げます。
これで、iPhoneをぶら下げつつ、必要な時はそのまま持ち上げて使うことができます。
スリングは安定しているので、肩掛けでも首掛けでも大丈夫そうです。
Native Union Clic Popケース&スリングのまとめ
iPhoneだけを持って外出する際に役立つ、ケース&スリングでした。普段使いするにはちょっとケースが重いのと、やや分厚くなってしまうのが難点です。iPhoneを肩掛けor首掛けして、両手をフリーにしたい方にはオススメです!