1台で??役?多機能すぎるモバイルバッテリーが登場!
今回紹介するモバイルバッテリー、かなりすごいです。1台ですべてが完結します。
例えば、タイムスリップして江戸時代に飛ばされたとしても、これがあればしばらく生き残れる気がします。何を言ってるか分からないと思いますが、自分でも何を言ってるか分からなくなるくらい、万能感がすごいです。
※今回のレビューにあたり、製品サンプルをご提供いただきました。
多機能モバイルバッテリー「Harbor」をレビュー
パッケージはレビューに間に合わなかったため、いきなり本体のレビューから始めていきます。持った瞬間に思ったのは「大きくてズッシリしてる!」です。それもそのはず、Harborは、30,000mAhの超大容量モバイルバッテリーだからです。
数あるスマホの中でも大きな画面を誇るiPhone 11 Pro Maxでさえ、Harborを横に並べると小さく見えてしまいます。
外観も含め、細かく見ていきましょう。
巨大・大容量であるがゆえの強靭・堅牢さ
Harborの重量は、仕様で760g。30,000mAhのバッテリーとしてはちょっと重めに感じますが、それは多機能ゆえの重さ。このあとに紹介していく数々の機能を搭載してこの重さなら、それも納得です。
側面には大きめの電源ボタンがあります。四隅にはショック軽減のためのクッションも取り付けられています。とにかく強靭なボディをしています。
電源ボタンを押すと、バッテリーの残量がブルーのLEDで表示されます。25%刻みで表示されるので、残量が確認しやすくなっています。
側面にはフックに引っ掛けられる小さなストラップもあります。
Harbor本体にがっちりと挟み込まれているので、Harborの重さも十分に支えられます。
最大10Wの高速充電に対応するワイヤレス給電パッド
給電可能なのはUSBポートだけではありません。背面にはワイヤレス給電が可能なパッドが用意されています。
ワイヤレス給電も、よくある5W緩速給電ではなく、最大10Wの高速充電に対応しています。妥協一切なし……これがHarborの実力なのです。
iPhone 11 Pro Maxを充電してみます。
もちろん、問題なく給電が始まります。
Harborの四隅が一段高くなっているので、パッドの高さで不安定になることはありません。
USBポートも防水防塵で保護する
給電のためのUSBポートには、ラバー製のフタが付いています。そう、Harborは防水防塵機構を備えています。
絶対に死守しなければならないのが「電源」。そんな心意気を感じる堅牢さです。
USB PDに対応したUSB-Cポートと、4基のUSBポート
さらに驚異的なのが、USBポートの数です。
USB PD 18W出力に対応したUSB Type-C(以下USB-C)ポートに、QuickCharge 3.0の18W出力に対応したUSBポート、さらに合計15W出力に対応した3基のUSBポート。……と、合計で5基ものUSB出力ポートを備えています。
※なお、Micro USBポートはHarborの充電のための入力専用です。
6台同時充電のパワフルな出力
USB PDに対応しているというUSB-CポートのPDOを確認してみました。9V 2Aと12V 1.5Aで最大18Wの出力を実現します。
QuickChargeに対応したUSBポートの出力も確認してみます。Android DAPのiBasso DX160に給電してみたところ、9Vでの出力を確認できました。
DX160の画面上でも「急速充電しています」の表示が出て、QuickChargeが機能していることが分かります。
USB PD 18WでiPad Proを充電し(写真左)、QiワイヤレスでiPhone 11 Pro Maxを充電し(写真中央)、QuickChargeでiBasso DX160を充電(写真右)しています。
モバイルバッテリーとは思えないほど、まるで電源コンセントで充電しているような感覚に陥ります。
持てるポートをすべて使用することで、Harborは最大で6台まで充電が可能です。(USB-C×1台、USB×4台、Qiワイヤレス×1台)
900ルーメンの明るさを誇るLEDライト
存在感抜群のLEDライトは、900ルーメンもの明るさを誇ります。オマケのLEDライトではありません。
部屋を真っ暗にして、LEDライトを点灯させてみました。眩しいほどの光量です。
比較用として、暗闇でiPhone 11 Pro MaxのLEDライトを点灯してみました。iPhoneのLEDも高光量ですが、扉がうっすら見えるようになる程度。空間を照らすには光量不足です。
そこでHarborのLEDライトを照らしてみたところ、あふれんばかりの光量が扉を照らします。レーザー兵器かな?って思うような、強力な光です。イエローが強い。
停電時に漏水が起こった場合を想定して、洗濯機の給水蛇口をiPhoneのLEDライトで照らしてみました。見えなくもないですが、細部はかなり暗いです。
同じ場所をHarborで照らしてみたところ。ピンポイントでよく見えるようになりました。停電時でも安心の光量です。
最大30時間の点灯が可能ということなので、非常時でも大いに役立ってくれそうです。
いざというときも安心な、ソーラーパネル付き
Harborの正面にはソーラーパネルが備えられているため、電源がない場所でも太陽光で蓄電が可能です。
ただし、太陽光での蓄電性能は5V 300mA。超緩速充電となるため、30,000mAhをお腹いっぱいにするには気の遠くなるような時間が必要です。
あくまで非常用と考えておきましょう。なお、別売の折りたたみ式ソーラーパネルを使えば、最大15Wの入力が可能になるということなので、アウトドア派の方は一緒に購入しておくことをオススメします。
完全無欠とはいかない……Harborにも弱点はある
他に足りない機能なんてある?と思うくらいに完全無欠なモバイルバッテリーのHarborですが、考慮しなければならない弱点があります。
それは「飛行機への持ち込みができない」ことです。
Q1:飛行機への持ち込みは?
A1:機内持ち込みも手荷物預け入れもできません。上限として定められている100Whを超えているため、飛行機への持ち込みはご遠慮ください。
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30,000mAh=111Whとなります。航空会社や路線、持ち込み先により対応が異なる場合があるので、旅行に持って行こうと考えている方はご注意ください。
まとめ
30,000mAhの超大容量、防水防塵、900ルーメンのLEDライト、ソーラー蓄電、USB PD 18W出力、10W 急速ワイヤレス充電、QuickCharge 3.0、6台同時充電、と機能盛りだくさんのHarborでした。
最初は重くて大きいと感じたモバイルバッテリーでしたが、実際に使って試してみると、これだけの機能がこのサイズに集約されていることに驚きを隠せません。Harborの魅力、少しでも伝われば幸いです。
もし、次期Harborが開発されるとして、何が追加されるといいでしょうかね?ACプラグ内蔵とか?USB-C・Lightningケーブル内蔵とかですかね?
MakuakeでのHarborの応援購入は2020年6月29日までです。