今年の目的地は「城崎温泉」と「天橋立」。兵庫県の観光地といえば神戸が超有名。しかし、北部の城崎温泉も古くからの温泉地として有名です。東京からどう行こうかと思案しましたが、京都駅からレンタカーで向かうことにしました。
京都駅発・城崎温泉宿泊・天橋立ツアーを1泊2日でたどります。それでは、レポートをどうぞ!
1日目・京都駅から城崎温泉へ
というわけで、この旅は京都駅からスタートします。京都駅の駅近でレンタカーを借りました。
京都市内の沓掛ICから高速道路に乗って、いざ兵庫県へ向かいます。
史跡 生野銀山(兵庫県朝来市)
ルートには入れつつ、時間に余裕があれば寄ろうと思っていたのが「生野銀山」。戦国時代からある日本でも有数の銀山です。(結局行けなかった)
生野銀山は大同2年(807年)に銀が出たと伝えられる。室町年間の天文11年(1542年)には但馬守護職・山名祐豊(すけとよ)が銀石を掘り出し、開坑の起源といわれている。
生野銀山【歴史・概要】
生野銀山の坑道内を歩けるコースは約40分、全長約1000m、年間を通じて約13度の気温、と楽しそう!
生野銀山の超スーパー地下アイドル「GINZAN BOYZ」の2ndシングル「SILVER☆LOVE ~銀愛男子恋歌~」は、8月8日(発破の日)にMVを公開していました。(いろいろすごいな……)
立雲峡と竹田城跡(兵庫県朝来市)
しばしば、幻想的な風景でSNS界隈を賑わすのが、絶景の天空城・竹田城跡です。その竹田城跡を見ることができるのが「立雲峡」。
とりあえず立雲峡の駐車場まで来ましたが、竹田城跡を望める第一展望台までは、なんと徒歩で40分(片道)。リサーチ不足……時間の都合で断念しました……。
立雲峡には第一展望台から第三展望台まであります。詳しい時間は下記の公式サイトを見てみてください。
ちなみに、立雲峡ではなく竹田城跡に直接行くのもアリですが、竹田城跡は竹田城跡で、ルートが制限されています。下記のいずれかのルートを辿ることになりますが、自家用車(レンタカー含む)NGなので、よく調べていきましょう。
- JR竹田駅 タクシーでタクシー乗降場まで15分、そこから徒歩20分(0.8km)
- JR竹田駅 竹田駅バス停から天空バスで竹田城跡バス停まで15分、そこから徒歩20分(0.8km)
- JR竹田駅から駅裏登山道を徒歩40分(0.9km)←険しい
- JR竹田駅から表米神社登山道を徒歩45分(1.2km)←険しい
- JR竹田駅から南登山道を徒歩60分(2.1km)←険しい
- 山城の郷から天空バスで竹田城跡バス停まで10分、そこから徒歩20分(0.8km)
- 山城の郷から徒歩40分(2.2km)
出石城下町(兵庫県豊岡市)
こちらも行ければ行きたかった出石城下町。日本にはいくつか「小京都」があって、ここもその一つ。
各地の小京都について知りたかったらWikipediaから
小京都(しょうきょうと)とは、古い町並みや風情が京都に似ていることから、日本の各地に名づけられた街の愛称である。室町時代以降、各地の大名が京都を真似た町づくりをし、それが小京都の起源となった。
小京都 – Wikipedia
玄武洞(兵庫県豊岡市)
立ち寄ったのは、豊岡市にある玄武洞。国立公園で、天然記念物。これは見ておかねば。
ちなみに、ここはすでに城崎温泉のテリトリー。(城崎温泉観光協会のサイトにあるから)
約160万年前のマグマで構成され、約6000年前に波に洗われて出現、人間が石を採取し始めて洞へ……。
圧巻の光景です。
こういうのを見ると、学校で習った「柱状節理」という言葉を思い出してしまう。
ライトアップもあるっぽい。
玄武洞ミュージアム
玄武洞の近くには、玄武洞ミュージアムがあります。当時の入館券は大人800円。
おしゃれフォント。
恐竜の化石が2階ぶち抜きで展示されてある。もちろん2階からも見られる。
スゴい迫力。
2階に上がってみた。
2階から見下ろす化石。
2階にも化石が展示してあります。
ゴニアタイトと直角石。聞き慣れない。
化石が飛んでる。
堪能したので、城崎温泉に向かいます。
城崎温泉の宿へ
この日に泊まった宿で食べたのは、但馬牛のすき焼き。贅沢すぎんだろ……。
ひとしきり食べたあとは、外湯めぐりへ。
城崎温泉外湯めぐり
城崎温泉の楽しみ方は、外湯めぐり。1日券を買って、多彩な外湯をめぐっていきます。
閉湯時間の30分前には入場すること
駅舎温泉の「さとの湯」からロープウェイ近くの「鴻の湯」までは約1.5km
入場料は大人 600円、小人 300円(さとの湯と御所の湯は大人 800円、小人 400円)
1日券は大人1200円、小人600円(23時まで何回でも利用可能)
外湯入浴券は午後2時〜翌日午前10時までのチェックイン・チェックアウトまで使用できる
さとの湯 (SATONO-YU)
駅舎温泉、ふれあいの湯(自然回帰)
駅のすぐ横にあり、屋上の展望風呂をはじめ、様々なタイプのお風呂が魅力
営業時間 13:00〜21:00
月曜休み
地蔵湯 (JIZOU-YU)
衆生救いの湯(家内安全・水子供養)貸切風呂あり(有料)
伝説では泉源から地蔵尊が出たという。ジェット風呂、打たせ湯、貸切風呂など。
営業時間 7:00〜23:00
金曜休み
柳湯 (YANAGI-YU)
子授けの湯(子授安産)
中国の名勝・西湖から移植した柳の木の下から沸き出した湯。
営業時間 15:00〜23:00
木曜休み
一の湯 (ICHINO-YU)
開運・招福の湯(合格祈願・交通安全)貸切風呂あり(有料)
江戸時代の医師・香川修徳が「天下一の湯」と推奨した。洞窟風呂が自慢。
営業時間 7:00〜23:00
水曜休み
御所の湯 (GOSHONO-YU)
美人の湯(火伏防災・良縁成就)
大浴場のガラス貼り天井や「天空風呂」から見える山や滝の風景が魅力。
営業時間 7:00〜23:00
第1・3木曜休み
まんだら湯 (MANDARA-YU)
一生一願の湯(商売繁盛・五穀豊穣)
檜造りの露天桶風呂や気泡風呂が自慢。寺院風の屋根が個性的。
営業時間 15:00〜23:00
水曜休み
鴻の湯 (KOUNO-YU)
しあわせを招く湯(夫婦円満・不老長寿)
1400年前、コウノトリが足の傷を癒したと伝わる湯。庭園露天風呂がある。
営業時間 7:00〜23:00
火曜休み
どの外湯も、地元民や観光客で賑わっていた。城崎温泉を堪能。
2日目・城崎温泉から天橋立、京都駅へ
城崎温泉まちあるき
出発までの間、朝の城崎温泉をぶらぶらする。
喫茶フラワー。いい感じのレトロ喫茶。
ここもいい感じのレトロ喫茶、軽食喫茶スコーピオ。
水の流れが風情を感じさせる
城崎温泉ロープウェイ
歩いていると、なんだかレトロな建物が見える。どうやらロープウェイの駅らしい。
ロープウェイのルートは2つ。山頂駅までの山頂コースと、中間地点の温泉寺駅までの温泉寺(中間)コース。なお、山頂往復は大人 900円。せっかく来たし山頂まで上ってみる。
こんな太いロープだから絶対安心だろ?と言わんばかりの展示。
出発!
ぐんぐん上っていく。
あっという間に頂上まで到着。
はるか向こうまで見渡せる絶景。これは来て良かった。
山頂駅にはカフェもあるので、一休みできます。
城崎マリンワールド
城崎マリンワールドに寄りたかったんだけど、時間がなかったのでパスして、天橋立を目指すことに。
日本三景・天橋立
日本三景は、宮島(広島県)、天橋立(京都府)、松島(宮城県)のこと。
というわけで、日本三景の一つ、天橋立に到着。車を駐車場に停め、通りを歩く。日本の観光地の原風景のような通り。
お昼ご飯は海の幸をいただく。うまい。
うまい。
お腹を満たして、天橋立へ。橋が回転するギミックはダイナミックで面白い。ボートが通ります。
橋を渡る。切れ目がある。
季節は夏ということもあり、ビーチは人でたくさん。
波打ち際。
泳がずとも散策するだけでも楽しい。
とはいえ、歩いてみると、「日本の海水浴場」という、それ以上でも以下でもない感じが……。やはりあの景色を見なければ……。
天橋立ビューランド
天橋立のあの景色を見るために向かったのは、天橋立ビューランド。リフトかモノレールで上を目指します。
リフト・モノレール往復共通券(入園料含)は、大人 800円。
山の上に来てみると、天橋立のあの景色が!
天橋立ビューランドは観覧車やゴーカートもあるレジャーランドといった感じですが、中でも目立つのはこの「飛龍観回廊」。龍の体のうねりのような回廊を歩けます。
飛龍観回廊から見る天橋立はまさに、あの日本三景の景色そのもの!これが見たかったんだ!
帰りのリフトはこの天橋立を眼下に見ながら帰れるので、楽しい。
京都駅へ……旅の終わり
というわけで、天橋立を後にして、京都駅を目指す。レンタカーで爆走した1泊2日の旅は、京都駅に到着して終了。ガソリン代は3,539円でした。(24.24L@146円)