2014年に公開された映画ベスト10を決めてみた(アナ雪は入ってない)

2014年の面白かった映画ベスト10をまとめてみたところ、『マレフィセント』も『STAND BY ME ドラえもん』も『るろうに剣心 京都大火編/伝説の最期編』も『思い出のマーニー』も、『アナと雪の女王』すら押しのけたランキングになりました。

10位『オール・ユー・ニード・イズ・キル』


これってば、RPGなんですよね。セーブポイントが設定されていて、何度でもやり直しができる。様々なルートが隠れていて、スクリーンで観ている私たちも一緒にゲームをプレイしている気分になる。そうそう、そこを避けて、話しかけて、…などというステップが分かる。
だんだんゲームが解けてきて、次第に物語の核心に迫るんだけど、ここから先はセーブデータを捨てて進まなければならない。やばいじゃないか、もう死ねないぞ。ボス戦に挑むにあたり、仲間たちが次々と死んでいく。ヤバい、どうなる?分かりやすくていい、そんな映画。

9位『ニシノユキヒコの恋と冒険』


一言で言うと、「竹野内豊がモテまくる」映画。それ以上でもそれ以下でもない。でも、女の子が次々と落ちていくのに、ついとフラれちゃう。なんだか彼が憎めない。
脇を固めるヒロインが、売り出し中の中村ゆりかだったり、阿川佐和子だったり、本田翼だったり、麻生久美子だったり、木村文子だったり、尾野真千子だったり、キャストだけでも見所たくさん。
実は、男同士が観るほうが楽しい映画だったりする。お前、どの子がタイプよ?的な。合コン映画といってもいいかもしれない。

8位『フライト・ゲーム』


日本で不器用な男といえば故・高倉健さんだけど、ハリウッドの不器用な男といえばリーアム・ニーソン。不器用すぎて家族にも周りにも理解されない男・それがリーアム・ニーソンなのだ。
さらに、本作は航行中の飛行機が舞台。鉄板の密室サスペンス。思わず『フライトプラン』が頭をよぎる設定だけど、どちらも面白い。

7位『ジャージー・ボーイズ』


クリント・イーストウッド作品は少し苦手だ。彼は映画をエンターテインメントにしない。登場人物たちの心情をえぐり出し、リアルをさらけ出す。その先にあるものが不幸でも救いがなくても容赦はしない。それが観ていて辛いこともあるのだけど、本作はうまくハマった。
軽快な音楽に乗せて展開されるメンバーたちの人生の紆余曲折がもどかしいけれど、彼らの帰結するラストに「ああ、よかった」と胸を撫で下ろし、心の中で拍手を送る。いい映画だった。

6位『楽園追放』


ときどきCMで見かけて、気になって観に行ってしまった。オリジナルアニメというのが敷居が低くていい。電脳、SF、アクション、宇宙、男の子の大好きな要素がてんこ盛りで、徹頭徹尾楽しいアニメ。映画館の大スクリーンで、板野サーカスまで観れたので、大満足以外の何者でもない。
続きがあってもいいと思う。

5位『LIFE!』


現実を舞台にしたファンタジー。人生におけるちょっとした分かれ道。それに気づいて行動するかどうかで、人は変われる。何かをはじめよう、と前向きな気持ちになれる素敵な映画。

4位『GODZILLA』


恐竜が出てきてゴジラが一切出てこなかったローランド・エメリッヒ監督版『ゴジラ』の思い出といえば、L’Arc-en-Cielの主題歌と冒頭に出てきた漁師の「ガジラ」という一言くらいで、ほとんど記憶の彼方で霧散しているけど、本作にそんな心配は無用。
人間が何をしていたか思い出せないほど、天変地異的圧倒感でスクリーンを支配するゴジラがそこにいた。大迫力。超弩級のパニック映画。次作も期待大。

3位『ゴーン・ガール』


結婚生活のすべてがここに詰まっている。良くも悪くも。ジェットコースター的展開で、2時間半のアップダウンが激しすぎる。ラストがまったく予想できない。なんなんだ、この映画。 まだ公開中なので、ぜひ観てほしい。

2位『アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜』


『サマータイムマシンブルース』という邦画がありまして、大学生がタイムマシンを使って、昨日に行ってリモコンを取ってくるっていう、超狭い世界でのタイムトラベルを繰り広げるんだけど、そのせせこましさが、新たなSFの地平を切り開いたんですよ。瑛太と上野樹里が。
そんな作品を思い出してしまったのは、本作がタイムトラベルを扱いつつも、けして大それたことをしないで、自分と家族の一握りの幸せのために力を使うという、派手さはないけど微笑ましい映画だったからに他ならない。父と息子のクライマックスは泣く。

1位『インターステラー』


昨年の『ゼロ・グライビティ』は地球圏のハードSFだったけど、本作は大宇宙のハードSF。この作品をIMAXで観れたこと、歴史に残る名作に立ち会えたことは、幸運だった。 『2001年宇宙の旅』がそうだったように、 後世の映画監督たちはこの名作に影響を受けて素晴らしい作品を作っていくに違いない。多少難解な解釈はあるものの、それらに目をつぶっても余りある面白さがこの作品にはある。クリストファー・ノーラン監督、素晴らしい作品をありがとう。

この他にも、グランドストーリーの間隙を縫う制限がありつつも緻密な書き込みと壮大なストーリーが楽しめる『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』や、ひたすら荒々しい役所広司と涼やかな美しさを持つ小松菜奈のコントラストが映える『渇き。』、時代劇の泥臭さを逆手にとって笑いに変えた『超高速!参勤交代』など面白い作品が多かった2014年ではありますけど、洋画が多めのランキングとなりました。

ではまた2015年のランキングで。

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