個人のブログからエンタープライズサイトまで、Webサイトの運営に欠かせないツールとなったのがGoogle Analytics(以下、GA)。
考えうる主要な機能は網羅されていますが、残念なことに一点だけ重要な機能が実現されていません。
スマホ閲覧対応です。
外出先でも、会議の途中でも、スッと取り出してWebサイトの現況を知ることができる。それを実現してくれるのがGA用のクライアントアプリです。
仕事でGAを使うようになって、様々なアプリを試してみましたので、試したアプリ10種をすべてご紹介いたします。
Fishead Analytics – Free App for Google Analytics(無料)
Analyticsで検索すると、トップに表示されるのがこのアプリ(2013/12/17現在)。
縦長の画面で概要が見やすくなっていて、しかも無料だし、バランスよし。
まずは試してみたい一本。
Analytics Tiles(無料/300円)
今回紹介するアプリの中で最も異彩。Windows8のようなタイル上に各種数値が表示されます。タイルをタップして詳細が見られるようになってます。画面最下部を上に引き出すとカラーパレットが現れるので、そこからタイルの色を変更することもできる。複数アカウントにも対応しています。
気になった方はまずLight版がオススメです。
Real-time Dashboard for Google Analytics(無料)
MacOS XのDashboardのようなデザイン。アプリ名にもあるように、リアルタイムの表示に特化しています。過去1週間、1ヶ月の表示もできます。手早く確認したいならオススメ。
Analytiks – Your Google Analytics website stats turned into infographics(300円)
最もセンスのいいアプリがこれ。集計結果を、流行りのインフォグラフィックスで表示してくれます。インフォグラフィックスはSNSへの共有ほかカメラロールにも保存してくれるので、これを貼ってそのままレポートにしたいくらい。
Analytics To Go(無料)
Analytiksと似たようなアプローチで、集計結果をグラフィックで表現してくれるアプリ。Analytiksに比べると、保存・共有がなくて物足りない感じだけど、無料。
Quicklytics – Google Analytics App(800円)
パネルをモチーフに主要な情報が一覧でき、タップすると、各種数値にアクセスできます。複数アカウントにも対応しているので、個人のブログと仕事のサイトでアカウントが分かれていても、このアプリ一本で完結。実際に使っていることもあり一番にオススメしたいところですが、値段の高さが難点ですね。
Analytic(無料)
割り切ったアプローチをしているのがこのアプリ。標準UIだし、デザインは二の次ですが、流入元や検索ワードなど大量になりがちなリストを、ズラズラっと一覧させてくれるのがポイント。ちょっとルーズな方が、結果的に使いやすいかもしれません。
Traffic for Google Analytics(100円)
動かして楽しいアプリ。全画面表示のグラフは、フリックで左右に動きます。上下にフリックすると、月ごとのグラフと日ごとのグラフを切り替えてくれます。
フォーカスが当たった数値のみを表示するので、スッキリして見やすいです。
Analytics Pro 2(900円)
今回レビューしたアプリの中で最も高価なのがこのアプリ。Quicklyticsを超え、なんと900円。そのリッチさ/高機能さは他を寄せ付けません。iPhoneのアプリのように各評価軸をボタンにしてアクセスしやすくしています。
Analytiksのような共有機能はないけど、PDFにしてメールで送ったり、印刷することもできます。想定している用途は主にビジネス寄りですね。
My Analytics App(無料)
「比較」に重点を置いたアプリ。前日/前週/前月などの対比がスコアボードとして表示されます。見た目に数字だけでも分かりやすくなっています。
各評価軸をタップすると、グラフが表示され、日々の変化を見ることができます。
以上、駆け足で紹介しましたが、気になるアプリはありましたか?
Webサイトの評価指標は様々で、何を重視するかによって必要なアプリは変わります。
幸い無料で試せるアプリも多いので、目的に応じて使い分けていただければ幸いです。
みなさまの円滑なWebサイト運営の一助となりますことを。