2年ほど使っていたプリンタのカラーインクが切れてしまいまして、とはいえ、モノクロ印刷でいいやと思っていたのだけど、カラーインクが切れると動作してくれないみたい。しぶしぶ近所の電気屋さんに行ってきたのだけど、当然インクが高い!6,000円ほどで買った安物のプリンタなので、インク代で4,000円近いとなんだか損した気分。(プリンタメーカーはこれで採算を取っているわけだけど…)
というわけで、どうせならばと、以前から気になっていた「HP Photosmart Wireless B110a」を購入することにしました。昨年夏の製品だけど、無線LANで複数機器から印刷ができる複合機で、iPhone/iPadの新機能「AirPrint」にも対応している。しかも、Amazonでは6,000円を切っていた。これはもう買い替えるしかあるまい。
しかし、この値段で大丈夫なのか…HP。
HP Photosmart Wireless B110a インターネット直接接続・無線対応・黒顔料・4色独立インク A4インクジェット複合機 CN248C#ABJ(Amazon.co.jp)
というわけで、到着。HPのプリンタで、さらに複合機…箱も相当大きいんだろうなと覚悟していましたが、けっこうコンパクト。
予想外に布…バッグ?
セカンドバッグだ…日本のおじさんたちの必需品、世界のHPもそこに目をつけてしまったか。
中身はACアダプタやUSBケーブルなどのアクセサリ。
本体もでかい布バッグに入っている。エコバッグにプリンタが収まる時代か。
プリンタには最低限のビニールと養生テープが貼ってある。
タッチパネルから起動。まだPCには繋いでいない。ここから、逐一指示が出て、セットアップが進む。
海外っぽい配色だなあと思う、ACアダプタの結合部。ハメ込んだ感が無くて不安だが、ちゃんと抜けないようになってはいる。順番が逆になってしまったけど、この後に電源を入れてる。
この価格帯のプリンタとしては珍しく、4色独立のインクを採用。こないだまで使っていた格安プリンタは黒+3色インクだった。これは親切。
黒のカートリッジは、後から大容量のものが取り付けられるように余裕を持ったスロットになっている。
ダウンロード中。そう、プリンタ単体でそういうことができる時代になったのだ。もはやパソコン周辺機器という分野には収まらなくなってきた。ちなみに、ネットワークを選択する際に、SSIDをステルス設定していると、タッチパネルで一々入力しないといけないのでかなり不便だ。あと、タッチパネルと言っても、iPhoneのように画面を押せるわけではなく、画面左右のボタンがタッチパネルになっているだけ。
セットアップの途中で印刷されるePrintの説明書。HPのWebサイトでこのプリンタを登録することで、メール送信でプリントできるようになる。これは遠く離れた両親に孫の写真をダイレクトに送りつけたいときに有効なのではないか。
さあ、今回のキモでもあるiPhoneからのAirPrint。日本のWebの代表格であるYahoo!JAPANを印刷してみよう。
iPhone側からは何も設定していない。タブバーの真ん中にあるボタンを押す。そうすると、ブックマーク追加などに混じって、プリントボタンがある。これはプリンタがあってもなくても表示されている。
これを選択すると、プリンタの欄にPhotosmartが登場する(実際には、一度タップして選択している)。あとは部数を選ぶ欄があるだけ。シンプルイズベスト。日本の企業だったらここに用紙サイズとか余白とかカラーオプションとかいろいろ詰め込みそうなものだ。
「プリント」を押せば、スタート。
出たー!と思ったら、スマートフォンビューのままプリントされている…。これはこれでアリだけど、ムダな余白が多すぎる。
というわけで、Safari上でPCビューに切り替えて印刷完了。PC上から印刷したのと遜色ない。
終わり。
なんともあっけない。こんなに簡単にプリントできるなんて。
というわけで、MacもWindowsも使わずに、プリンタとiPhoneだけでこれだけスンナリ使えるということであれば、今後、パーソナルユースのPCがどんどん廃れていきそう。
業界大手のキヤノンとエプソンのスマートンフォン対応も気になるところです。
Amazonでは5,381円で販売中です。2011年4月21日現在。