昨年、iPadの購入とともにPocketWi-Fiを契約し使っていたわけですが、バッテリーの持ちがよろしくないなーと思い、光ポータブルに乗り換え、イーモバイルのSIMが使えるらしいとIDEOS(ほぼPocketWi-Fi2)を買い、気がつけばイーモバイルのSIMを使えるWi-Fiルーターが3台。
ホイホイ乗り換えていったけど、それぞれのデータ通信の実力はどうなのか?
同じSIMを使って速度に違いが出るのか?
気になるレビューは下記から。
今回使うのはこの3機種。Softbank印の「PocketWi-Fi」、NTT東日本からレンタルしている「光ポータブル」、日本通信のAndroid端末「IDEOS」。
今回使うSIMは、Softbank印のデータ通信専用のもの。ご存知の方も多いと思いますが、イーモバイルのものです。 このSIMを各機種で差し替えながら測定してみます。
測定方法は、無線LANで接続したMacBook Air上のChromeからSPEED TESTを使って、5回ずつ計測。
基本的にどの端末もほぼ初期設定のまま。IDEOSはAndroid端末なので、テザリングを許可して、それ以外のアプリは切ります。
ちなみに、AndroidでテザリングをONにすると、左上にWi-Fiのようなマークが。
結果は下記の表の通り。単位はMbps。
光ポータブル | PocketWi-Fi | IDEOS | ||||
---|---|---|---|---|---|---|
アップロード | ダウンロード | アップロード | ダウンロード | アップロード | ダウンロード | |
1回目 | 1.20 | 1.72 | 1.24 | 1.22 | 0.35 | 2.77 |
2回目 | 1.20 | 1.82 | 1.27 | 1.11 | 0.35 | 3.09 |
3回目 | 1.18 | 1.96 | 1.27 | 1.79 | 0.32 | 1.93 |
4回目 | 1.24 | 1.88 | 1.26 | 3.31 | 0.34 | 2.26 |
5回目 | 1.28 | 1.49 | 1.15 | 1.55 | 0.32 | 2.33 |
なんと、ダウンロードでIDEOSが他2機種を上回る素晴らしい結果。
ただし、それはダウンロードのみで、アップロードはなぜか頭打ち。
(他の2機種に比べ速度にバラつきがあったので、さらに5回測定した値のほうを載せています)
最も安定していたのは光ポータブル。ダウンロード・アップロードともに安定した数値を叩き出した。
PocketWi-Fiも、波はあるものの、光ポータブルに次ぐ安定性。
ちなみに、IDEOSはイーモバイルからPocketWi-Fi 2として出ていますが、これはまた結果が違うかもしれません。
あくまで一つの結果ということでご理解ください。
結論としては、長い時間使うなら光ポータブル、手軽さでPocketWi-Fi、たまにWi-Fi使うならIDEOSといったところ。Androidも使いたいなら一択でしょう。
iPad2を控えて、各社のデータ通信サービスが入り乱れての混戦になっています。自分のスタイルに合わせて、損のないサービス選びをしましょう。