昨年の秋に、太った体を引き締めようと会社近くのジムに通い始めまして。
形から入る僕としましては、“ジムといえば音楽聴きながらランニングだろう”と、iPod nano(6th)を買ったわけです。
Shuffleの体型で液晶画面を備え、iPhoneを彷彿とさせるタッチインターフェースにすっかり気に入っていたものの、これに似合ういいケースが無かったわけです。
そもそも服にクリップしておけば用を成すものなので、必要性も感じなかったわけなんだけど。
しばらくして、どこかのブログ記事に「腕時計になるんじゃないか」というエントリーを見かけて、改めてiPod nano内に「時計」というアプリの生きる道を見つけました。
そして、資本主義社会の怖さといえば、商品になりそうなものがあれば、形にしてしまう速さにあり、ほどなくして数社からiPod nanoを腕時計にしてしまうアクセサリーが発売されてきたわけです。
しかーし、どれもこれも、バランスが悪そうだったり、そもそも安っぽすぎたりで、改めてAppleのインダストリアルデザインの奥深さを認識させられます。
そんなとき、昨年の11月にですね、GIZMODEで見かけた記事がありまして。
iPod nanoを腕時計に仕立てる最強バンド(動画あり)
これだ!と一瞬にして脳内稟議が下りたのです。
ところがリンク先にあるKickStarterという海外サイトは、販売サイトではなく、「投資家を募るサイト」。
要は、コンセプトデザインを提示して、欲しい人は投資してください→お金が集まったら実際に作ります、というサイト。
オッケー、オッケー。そういうことだったら出しますよ、円高だし、とAmazon Paymentで50ドル支払う。
そこから気長に待つ。
途中経過がちょくちょくメールで届き、1月半ばに発送になり、「日本向けに送料払ってね」というメールが届いて、PayPalで15ドルを払う。
発送したよーというメールの後に1週間以上かかって、ようやく届いた。
最初は受け取れなくて、不在連絡票が入っていたのだけど、宛名の欄に「外国 様より」って書いてあった。
2月11日、ようやく届きました。
前置きが恐ろしく長くなったけど、それだけ思い入れがあったということで、レビューをどうぞ。
パッケージは思いのほか、軽い。
開封してみると、こんな感じ。STEP1〜STEP3まで、この製品を買ってからの手順を示している。STEP3は、友達に見せよう、です。ストーリーは重要。
手に持った感じはかなり軽くて、安っぽい。でも、よく考えれば、普段腕につけるものなんだから重いのは困る。
組立図。右側に付いているのは、分解するための工具(六角レンチ)。
なぜレンチが2本も付属しているのかと思えば、両側から押さえないと、片側だけ回しても空回りしてしまうから。
バラします。
あとは滑り込ませるだけ…と言いたいが、少し力を加えないといけないくらいのジャストサイズ。画面に保護フィルムを貼っている人は気をつけないと、端がペラッとめくれたり、微妙にズレたりするのでご注意。
こうして腕時計になってしまうと違和感がないけど、実はiPod nanoを横向きにして取り付けているので、Dockコネクタもイヤホンも取り付けられる。右腕に付ける人は、どちらにイヤホンコネクタを持ってくるか考えて、取り付けましょう。
裏側も綺麗。
実際に腕に付けるとこう。大ぶりな腕時計という感じ。女性には合わないかな。
というわけで、大満足の製品です!!!